・タ―ペン可溶：弱溶剤系塗料のことです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　塗料用シンナー（うすめ液）で薄める塗料です。　　　　　　　　　　　　　　　強溶剤塗料よりにおいが抑えられます。

・１液形：主剤と硬化剤が混ざった状態の塗料です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　現場で混ぜることなくそのまま使用できます。

・反応硬化形：溶剤の揮発による物理変化だけでなく、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　化学反応による化学変化によって塗膜を形成します。

・４フッ化フッ素樹脂：従来のフッ素樹脂塗料は３フッ化フッ素樹脂で、　　　　　　　　　　　　　　　その構造は下図の左のようになっています。

　　　　　　　　　　　　　Ｆ　Cl　　　　　　Ｆ　Ｆ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　｜　　　　　　｜　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ーＣ－Ｃ－　　　　ーＣ－Ｃ－　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜　｜　　　　　　｜　｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｆ　Ｆ　　　　　　Ｆ　Ｆ         

　　　　　　　　　３フッ化フッ素樹脂　　４フッ化フッ素樹脂     

　　　　　　　　　４フッ化フッ素樹脂では、３フッ化フッ素樹脂のＣｌ（塩素）　　　　　　　　　がＦ（フッ素）に変わっています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　塩素と炭素の結合は紫外線に弱く、劣化の原因に　　　　　　　　　　　　　　　なってしまいますが、それをフッ素に置き替えることで　　　　　　　　　　　　耐候性がさらに強くなります。                                                                                      

・用途：鋼板屋根、トタン屋根、住宅用化粧スレート屋根　　　　　　　　　　　　　　　波形スレート屋根に用いる塗料です。

・耐候性：４フッ化フッ素樹脂により高い耐候性を持ちます。

・耐熱性：夏場に高温になるトタン屋根の熱、太陽光からの紫外線に　　　　　　　　　　　強い耐候性を持ちます。

・下地調整：鋼板屋根・トタン屋根の場合　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　劣化塗膜を入念に除去し、ケレンを行い、　　　　　　　　　　　　　　　　　　清潔な面にします。

　　　　　　住宅用化粧スレート屋根・波形スレート屋根の場合　　　　　　　　　　　　　　ゴミや藻などの付着物を除去し、水で高圧洗浄し、　　　　　　　　　　　　　　乾燥した清浄な面にします。

・下塗り：鋼板屋根・トタン屋根の場合　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　適用下塗り材を１回塗ります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おもな適用下塗り材　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニッペハイポンルーフデクロ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニッペ１液ハイポンファインデクロ　　　　　　　　　　　　　　　　　塗装方法はウールローラー、はけです。

　　　　　住宅用化粧スレート屋根・波形スレート屋根の場合　　　　　　　　　　　　　　適用下塗り材を１（～２）回塗ります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おもな適用下塗り材　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニッペファイン浸透造膜シーラー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニッペファイン浸透シーラー（透明・ホワイト）　　　　　　　　　　　　　　　ニッペ１液ベストシーラー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニッペシリコンベスト強化シーラー　　　　　　　　　　　　　　　　　塗装方法はウールローラー、エアレススプレー、はけです。

・仕上げ：１液ファイン４Fルーフを２回塗ります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　塗装方法はウールローラー、エアレススプレー、はけです。

　　日本ペイント　１液ファイン４Fルーフ