重合とは、単量体（モノマー）と呼ばれる分子が２つ以上結合する　　　　　　　化学結合のことを指し、その化学結合によってできた化合物を重合体と呼びます。例えば、ポリエチレンの場合は単量体がエチレンで重合体がポリエチレンです。　「ポリ」というのは、たくさんという意味で、重合体はポリマーとも呼びます。　また、２種類以上の単量体からなる重合体は共重合体と呼ばれます。

重合体は、単量体が２つ、３つなどの少数結合したものから、　　　　　　　　　数十～数十万規模で結合したものまで多様な種類があり、　　　　　　　　　　　結合した分子の数を重合度として表します（単量体２つの結合なら、重合度２）。一般に、重合度が大きいもの（通常 100 以上）を高分子化合物と呼びます。

重合体の例として、ポリエチレン（ポリ袋に用いられる）などの合成樹脂、　　　体内のタンパク質、アミノ酸などがあります。